ターシャム・オルガヌム(第三の思考規範)――世界の謎への鍵』

P・D・ウスペンスキー[著]/高橋弘泰[訳]/小森健太朗[解説]

2,625円(税込)

ISBN4-7952-2379-3 C0011
ターシャム・オルガヌム(第三の思考規範)――世界の謎への鍵 グルジェフをして「君がこの本に書いてあることをすべて理解していたら、私は君におじぎをして教えを乞うだろう」と言わしめた本書は、ウスペンスキーの代表作である。世界の神秘を解き明かす鍵がここにある。ロシアの知の魔術。アリストテレス、ベーコンを凌駕する驚異の知の体系。二〇世紀神秘哲学最高の古典の完訳。

読者の声
  • 随分前に『奇蹟を求めて』を読んでとても感銘を受けたんですが、ウスペンスキーについては結局グルジェフの紹介者かと思っていました。『超宇宙論』は何が何だかわからなかったのですが、今度『ターシャム・オルガヌム』を読んでウスペンスキーの凄さがわかりました。これから最新の物理学や論理学、そして哲学などで補強して(また、他のオカルト文献も使って)私なりにウスペンスキーの宇宙論、世界構造論をじっくりと考えていきたいと思っております。良書刊行ありがとうございました。

    −−−八王子市 教員 N. Nさん(42歳男性)

  • 『ターシャム・オルガヌム』は「神秘学」を長年続けていない者にはちっと難解な言葉があって完読するのにちょっと時間がかかると思う。私の場合は友人に神秘学に通じている者がいて良かった(しかしこの友人も「ちょっとこの本は難しいと」言っている)。著者については神秘学に長年たずさわっていて信頼ができると感じる。

    −−−福岡県 地方公務員 M. Y(35歳男性)

  • グルジェフに会う以前のウスペンスキーには興味がありましたので、待望していました。(私にとり、読書の最良のパートナーの一人は同じ露国人のベルジャーエフなのですが、両者が接触していたという話は知らない。どうなのでしょう)。本書が上梓されたロシア・ルネッサンスと云われた時代には、様々な思想の潮流が交錯し、異様な終末感、新時代への待望が感じられ(まるで今の日本のよう?)、感心することしきりです。

    −−−尼崎市 自営 Y. Tさん(43歳)

© www.kosmos-lby.com