未来を開く教育者たち──シュタイナー・クリシュナムルティ・モンテッソーリ…』

神尾学[編著]/岩間浩、今井重孝、金田卓也[著]

1,680円(税込)

ISBN4-434-06784-2 C0037
未来を開く教育者たち──シュタイナー・クリシュナムルティ・モンテッソーリ… クリシュナムルティの思想と教育は、シュタイナーのそれとどのように違うのだろうか。両者への関心が高まるなか、その共通項である神智学を軸に、近代から未来に向けての教育を、日本ホリスティック教育協会に属する四人の専門家がそれぞれの視点から捉え、比較・検討する。
教育の危機が叫ばれる今日、新しい教育に向けて一筋の光明を与えるものとして、専門家のみならず一般の方々の注目をも集めはじめているシュタイナー・クリシュナムルティ・モンテッソーリといった教育者たちの共通項を探っていくと、教育の世界では今まで表だって言及されることのなかった「神智学」という言葉にいきつく。
この神智学は、一九世紀後半ロシア人のブラヴァツキー夫人によって創始されたものであるが、それをキーワードに手繰っていくと、上記の各教育の特徴、ユネスコの設立にまで神智学が深く関与していた等の重要な歴史的事実、また今後進んでいくべき方向性が明確になっていく。
また、ブラヴァツキーの情報を引き継ぐ啓示といわれながら、日本ではほとんど紹介されてこなかったアリス・ベイリーの「アクエリアスの時代の教育」に関するビジョンについての明快な解説もなされている。
"裏"というよりは"真"の教育の流れを解明し、未来に向けての明確な展望を与える、教育関係者・精神世界探究者のみならず社会変革の必要性を感じるすべての人に必読の書。
〈本書の主な内容〉
第1章 ユネスコ・タゴール・モンテッソーリ---新教育運動を貫く糸としての神智学
第2章 シュタイナー教育とシュタイナーの思想
第3章 クリシュナムルティの思想と教育
第4章 アリス・ベイリーの伝えた教えと教育
終 章  座談会「神智学と教育」
裏のスピリチュアルな流れ/相互の比較/芸術と教育/自由・平和について
本書は、日本ホリスティック教育協会に属する4名の編・著者が、編著者の属するサトルエネルギー学会において企画・実施された「神智学と教育」連続講座をもとに、執筆・編集されたものです。
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