[英和対訳]『これが私の真実なんだ――麻薬に関わった人たちのエンカウンター・グループ』

カール・ロジャーズ[著]/畠瀬稔[監修]/加藤久子・東口千津子[共訳]

1,050円(税込)

ISBN978-4-434-11824-1 C0011
これが私の真実なんだ――麻薬に関わった人たちのエンカウンター・グループ  1970年に原版が制作された Because That's My Way は麻薬に関わった人たちのエンカウンター・グループの記録映画で、名誉あるピーボディー賞を受賞した。
この賞は、放送、記録フイルム、教育番組のすぐれた作品に授与される格式の高い賞で、放送界のピューリツアー賞といわれている。
 1960年代後半、アメリカではベトナム戦争反戦運動が高まり、ヒッピーや反体制派が広がる中で、若者たちによる麻薬の濫用が深刻な社会問題になっていた。そうした状況の中でピッツバーグの教育TV局の依頼に応じて、麻薬関係者のエンカウンター・グループが企画され、開催された。
 ロジャーズが見事なファシリテーター役を果たしているこの映画を見ると、アルコール中毒者、犯罪者、少年院、刑務所、紛争事態、さらには学級経営、生徒指導、組織運営のあり方などにもエンカウンター・グループ的なアプローチを広げてゆくことが十分に可能だと強く感じられる。
 
その日本版が制作されたのに合わせて、スクリプトを英和対訳テキストとしてまとめたもの。

《本書の内容》
まえがき(畠瀬 稔) ■これが私の真実なんだ ■解説(カール・ロジャーズ)

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