グルジェフ・ワークの実際――性格に対するスピリチュアル・アプローチ』

セリム・エセル[著]/小林真行[訳]

2,310円(税込)

ISBN978-4-434-12620-8 C0011
グルジェフ・ワークの実際――性格に対するスピリチュアル・アプローチ

わたしたちは、いかにして自らを知り、性格という囚われから自由になることができるのか――。


本書は、五つの主要な性格(自己愛、偽り、貪欲、恐れ、性的濫用)を手掛かりにして、身近な題材に基づく事例を多数挙げながら、グルジェフ・ワークの要点を分かり易く解き明かしたものである。フランス在住の著者による、本邦初訳の入門書。
本書は、これまで『グルジェフから40年――ワーク実践のためのガイド』(ジョン・フックス著/浅井雅司ほか訳、アトリエH B、2002)でその片鱗が紹介された以外、ほとんど知られることのなかったグルジェフ・ワークの実際を詳しく紹介した貴重な本である。

「セリム・エセルとは、ヒンドゥー的な情緒を除いたオーロビンドであり、神智学的ながらくたを除いたシュタイナーであり、また、覚醒という真実の道を行くための方法論を備えたクリシュナムルティである。これはクリシュナムルティには欠けていたもので、グルジェフが備えていた。」

――スティーヴン・スチュアート



《本書の内容》
◎主要な性格◎生命に捧げられた物質:バウキスとフィレモンの物語・神々に門戸を開く◎秘められた黄金へ導くワーク:性格に対するワーク◎後続のワークが実を結ぶために欠かせないワーク:支配的な性格に対する闘い・ワークの四つの側面◎性的な性格◎自己愛ムムその様々な側面・虚栄心、プライド、傲慢さなど◎様々な質問・信を委ねる対象は神のみ・信じるのでも同意するのでもなく、理解すること!◎自負心に対する妥協なき闘い◎自己愛と虚栄心◎虚栄心とプライド◎自己愛に関する初歩的なワーク:耳を傾けること!◎時間の経過及び教え(ティーチング)の持つ力によるゆるやかな変容◎最後まで存在するもの:自己愛◎成功できないことに対する恐れ◎恐れ◎様々な種類の恐れ◎恐れからの解放◎偽り◎エッセンスの誕生のために:偽りに対する闘い◎誠実さ、率直さ、明瞭さを身につける◎様々な種類の偽り◎他人のことを話題にする時:それは常に偽りである◎自らの内に精神的/霊的(スピリチュアル)な子供を誕生させる:意識的な愛・様々な質問◎貪欲◎貪欲の健全な形:バランスのとれた貪欲ムム三つのセンターにおける中庸◎感情的な貪欲◎貪欲について:進歩への意志を身体が受容する時◎貪欲や自負心に根ざす苦しみ◎貪欲に対するワークの方法の一つ:毎週、不要物を持ちよること◎「毎週不要物を処分する」エクササイズについて◎執着:空気のように流れる人生
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