回想のクリシュナムルティ――第2部:最後の一歩……』

イーブリン・ブロー[著]/大野純一[訳]

2,100円(税込)

ISBN978-4-434-14743-2C0011
回想のクリシュナムルティ――第2部:最後の一歩……

様々な関係者の声を通してクリシュナムルティの教えの本質に触れる


第1部(既刊)に続く本書第2部では、60人ほどの関係者の回想・手記および多数の写真を交えつつ、星の教団解散後から1986年の死までの歩みを辿る。
クリシュナムルティから放たれた強烈な洞察の光は、関係者それぞれの内奥にまで達し、次にそこから跳ね返ってわれわれの内面に貫入し、「内なる革命」を遂げるよう強く訴えかけてくる。


☆☆☆☆☆


クリシュナムルティの仕事は一九八六年の彼の死で終らなかった。それはその後何年も先へと及んでいる。進んで探究し、問い、自分自身を観察する気のある人々は、クリシュナムルティの中に良き伴侶あるいは道連れを見出すであろう。彼の無数の本、オーディオ・ビデオテープおよび映画が、人に学びと熟考を促してくる。ただし、「あなたは教師であり、生徒であり、教えである」そして「あなたは人生という本である」と彼が指摘していたことを常に心に留めておくことが必要である。そのことを忘れないかぎり、クリシュナムルティはあなたの味方をし、良き友としてあなたの対話の相手をし続けてくれると請け合うことができる。(著者イーブリン・ブロー)

「宇宙は友好的でしょうか?」とアインシュタインはかつて言ったことがある。それに対してわれわれはこう答えることができるであろう。「きっとそうです。なぜなら、それはわれわれにクリシュナムルティを与えてくれたのですから。」(ラリー・ドッシー[著述家])

私自身の人生の中で、クリシュナムルティは私に深い感化を及ぼし、自分の自由に対して私自身がみずから課していた制約による束縛状態から私が抜け出すのを助けてくれた。(ディーパック・チョプラ[『エイジレス革命――永遠の若さを生きる』の著者])
〔本書の主な内容(登場人物)〕
■ベアトリス・ウッド[陶芸家・アーティスト]■ハリー・ウルフ[ビジネスマン]■ニュージーランド国内でのラジオ放送の禁止■クリシュナムルティの放送禁止について■クリシュナムルティの態度■G・B・ショーのコメント■ロビンソン・ジェファーズ[詩人]■ロム・ランドー[著述家]■アニタ・ルース[劇作家・シナリオ作家]■オルダス・ハクスレー[著述家・小説家・哲学者]■レックス・ミュラー[工学博士]■フィリップ・ヴァン・パラント男爵[クリシュナムルティの初期の支援者]■ウイリアム・クイン[エサレン研究所共同設立者]■ベンジャミン・ワイニガー[医学博士・精神科医]■アーリヤ・チャリ[著述家・ 教育家(ヴァラナシのラジガート校校長)]■ププル・ジャヤカール[著述家・伝記作家]■アチュイト・パトワルダーン[反植民地主義の闘士・哲学者]?■スナンダ・パトワルダーン[社会学者]■パーマ・パトワルダーン[出版社経営]■イングラム・スミス[マスコミ関係者]?■ドリス・プラット[クリシュナムルティの講話の組織者]■メアリー・カドガン[著述家]■ドロシー・シモンズ[ブロックウッド・パーク教育センターの創立者・校長]■デヴィッド・ボーム[物理学者]■ハワード・ファースト[小説家・劇作家]■アーシャ・リー[医学博士・小児科医]■T・K・V・デシカチャール[ヨーガの達人]■アラン・ローランズ[コンサート・ピアニスト・教師]■アラン・フッカー[料理店主]■エルナ・リリーフェルト[女性実業家]■ジッドゥー・ナラヤン[教育家]■デヴィッド・シャインバーグ[心理療法家]■ヘンリー・ミラー[著述家]■R・E・マーク・リー[クリシュナムルティ・アメリカ財団常任理事]■ジュリー・デスニック[アメリカ人学生]■P・クリシュナ教授[ラジガート教育センター校長]■アンジェル・パトリック・ボアイェ[著述家・元囚人]■マイケル・クローネン[シェフ]■アラン・キッシュボー[著述家・環境保護論者]■ジャン‐ミシェル・マロガー[海運コンサルタント]■フリードリッヒ・グローエ[引退した実業家]■アラン・W・アンダーソン[サンディエゴ州立大学宗教学名誉教授]■ファン・コレル[薬剤師]■ロバート・コレット[著述家(ブルース・リーに関する本の著者)]■S・リンポチェ教授[上座仏教中央研究所所長]■ヒラリー・ピーター・ロドリゲス[レスブリッジ大学宗教学教授]■マイケル・メンディツァ[映画製作者]■アラスダイア・コイン[造園家・環境保護論者]■ディーパック・チョプラ[『エイジレス革命――永遠の若さを生きる』などの著者]■ロイス・M・ホブソン[経営コンサルタント]■サージット・シッドー[医師]■ヴァン・モリソン[シンガーソングライター・ミュージシャン]■ラリー・ドッシー[著述家]■高橋重敏[実業家]■メアリー・ジンバリスト[クリシュナムルティの私的助力者]■メアリー・ルティエンス[著述家]■ゲアリー・M・ドイッチュ[医学博士・クリシュナムルティの付添い医師]■アシット・チャンドマル[著者・コンピュータ管理コンサルタント]■イーブリン・ブローの日記帳から■ヘッダ・ボルガー[精神分析専門医■ラディカ・ハーツバーガー[リシヴァレー教育センター学科主任]■イーブリン・ブローの日記帳から(続き)■医学博士T・パルチャー[クリシュナムルティの個人医師]■イーブリン・ブローの日記帳から(続き)■ドイッチュの診療日誌(続き)■ありがとう、先生!(マイケル・クローネン) ■後記(イーブリン・ブロー)
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