パワー オブ ダンス ― 統合セラピーの地図 ―』

向後善之[著]

定価(本体1,800円+税)

ISBN978-4-434-25087-3 C0011

パワー オブ ダンス ― 統合セラピーの地図 ―

セラピーは、オーダーメイドです。

一つの理論手法では、対応できません。本書では、認知行動療法、マインドフルネス、イメージ療法、ゲシュタルト療法、アートセラピー、ソマティックスなどの手法をクライアントの状況に応じて適用して行く統合セラピーの地図を提案します。

本書では、2013 年に亡くなったセラピスト吉福伸逸のセラピーのあり方をベースにして、心を「思考」、「情動」、「存在」、「ダンス」の4つのエリアに分類して扱います。
人という「存在」があり、その存在が生きて行く中で様々な出来事を経験するたびに、感覚・感情を含む「情動」が働き、その情動の動きを理解する「思考」が働きます。「情動」と「思考」が働く際には、自分とは異なる他者という「存在」との関係性が影響します。その関係性の中で、自己と他者の「情動」と「思考」が複雑に作用し、その結果、その人の「存在」そのものが変容して行くのです。その関係性の中における相互作用を、本書では「ダンス」と呼んでいます。
それぞれのエリアに適するセラピーがあります。そして、クライアントという「存在」とセラピストという「存在」がダンスをしながら、「情動」と「思考」に変化が自然に起こって行くというのが、あらゆるセラピーに共通するプロセスです。

【本書の内容】

まえがき──統合セラピーとはなにか

第1章 統合的精神発達プロセス仮説

第2章 心の傷とその影響

【コラム】ナルシシスティック・エクステンションと日本の社会

第3章 共感、Authenticity と、存在の力

第4章 思考のエリアを入り口にしたセラピー

第5章 感覚・感情のエリアから存在のエリアへ

第6章 Power of Dance ──セラピーの本質


■ 著者プロフィール ■

向後善之(こうご・よしゆき)

神奈川県に生まれる。石油会社での会社員生活の後、渡米。CIIS(カリフォルニア統合学大学院)では、統合カウンセリング専攻。サンフランシスコ市営のRAMS(Richmond Area Multi-Services)他でカウンセラーとして働く。現在、東京恵比寿のハートコンシェルジュ(株)で主席カウンセラーを務める傍ら、大学院などで臨床心理学を教えている。著書に『自分をドンドン傷つける「心のクセ」は捨てられる!』(すばる舎)、『人間関係のレッスン』(講談社現代新書)、『わかるカウンセリング──自己心理学をベースとした統合的カウンセリング』『カウンセラーへの長い旅──四十歳からのアメリカ留学』(コスモス・ライブラリー)他。共著に『吉福伸逸の言葉』(コスモス・ライブラリー)他。

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