経営にカウンセリングを活かす――インテグラル産業カウンセリング』

シニア産業カウンセラー 松村一生[著]

1,470円(税込)

ISBN978-4-434-13240-7 C0011
経営にカウンセリングを活かす――インテグラル産業カウンセリング

経営に「こころ」を取り戻すために


人がやりがいをもって、自ら喜んで労働できるような職場環境を作り出すことができるだろうか? 長年カウンセラーとして企業現場で働いてきた著者は、産業カウンセリングはそのために大いに貢献できると考える。福利厚生の観点だけでなく、生産性向上、社内のコミュニケーション向上、望ましい人事諸制度の構築、企業の社会的責任の追及、などなどのために社内に産業カウンセラーを配置し、大いに役立てることが、メンタルヘルス対策として極めて有効であり、結果的にはコスト面でも有利になる。
そうした観点から、著者はその基礎となる「カウンセリング心理学」について概説した後、新しい方法としての「インテグラル産業カウンセリング」を提唱している。

《本書の内容》
■ カウンセリング心理学はどれだけ「使える」のか? ■ バランスのよい活動のために――インテグラル・プラクティス―― ■ 産業カウンセリングの人間観について ■ 望ましい企業風土について ■ コンプライアンスとメンタルヘルス ■ 産業グループワークショップ

■著者――松村一生(まつむら・いっせい)
獨協大学経済学部経営学科(経営リーダーシップ論)卒業後、石油元売会社に入社(現職)、労働組合中央執行委員・支部長の経験を経て、産業カウンセラー資格を取得。
シニア産業カウンセラー(日本産業カウンセラー協会認定)、キャリアコンサルタント(日本産業カウンセラー協会認定)、初級教育カウンセラー(日本教育カウンセラー協会認定)。
心理相談員(中央労働災害防止協会登録)、EAP電話相談員、職業訓練校講師、若者サポートステーションセミナー講師、産業カウンセラー養成講座実技指導者。
日本トランスパーソナル学会、日本仏教心理学会会員。
連絡先:横浜市西区南幸2-19-4 折目ビル
    社団法人 日本産業カウンセラー協会 神奈川支部
これは、なかなかユニークな産業カウンセリングの本です。
インテグラルの視点を持つことで、産業カウンセリングの幅がぐっと広がります。
少し荒削りですが、これまでになかった視点を提供してくれる骨太な本です!

明治大学教授 諸富祥彦

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