カウンセラーへの長い旅――四十歳からのアメリカ留学』

向後善之[著]

1,680円(税込)

ISBN978-4-434-13313-8 C0011
カウンセラーへの長い旅――四十歳からのアメリカ留学

四十歳で脱サラ後、いかにしてカウンセラーになったのか?


技術屋として某石油会社に勤めていた著者は、学生時代から心理学に関心があり、いつか本格的に学びたいと思っていた。
三十代前半に、あるアメリカ人セラピストに出会ったことがきっかけで、四十歳の時にアメリカに留学することを決意した。そして苦手だった英語・英会話をある程度習得した後、著者は、意を決して長年馴れ親しんだ会社を去り、アメリカへと旅立った。めざすはCIIS(California Institute of Integral Studies)(カリフォルニア統合学研究所)。アメリカでの四年間の留学日記である本書を読むと、カウンセリング心理学を中心とした学習の実際が手にとるようにわかる。

「アマゾン」の「留学ガイド」のカテゴリーで1位!
(7月4日現在)
「日本図書館協会選定図書」
《本書の内容》
■「はじめの一歩」■「How you doing?」■「ボブ、ジュディー、マイケル」■ 「スキンヘッド+耳ピアス五つに鼻ピアス三つ」■「アメリカ人は義理堅い」■「ミルドレッドとの一時間」■「芸は身を助ける」■「自分のことは自分で」■「先生の成績表」■「アダルトスクール」■「日本人は、ハウスボートに住んでいる」■「Arrogant(傲慢)? それとも Self-assertive(自己主張)?」■「私レスビアンよ」■「オーパ! ラティーノ!」■「本物の迫力」■「チベッタン・デイ」■「幼稚園でホーシー」■「錯覚いけない。良く見るよろし」■「怒る権利」■「この世の終わりじゃないのよ」■「プラクティカムサイト探し」■「Dramatically Improved」■「やっぱり日本」■「いきなり本番」■「知らないね。何もないよ」■「バクスター」■「代打屋セラピスト」■「晩酌は、アルコール依存??」■「Y2K」■「聖者の生活」■「暴走する正しさ」■「セラピストの陥る罠」■「たどりつけばアジア」■「Hエージェンシー最後の日」■「アメリカ人とつきあうコツ」■「やっぱりアジアだねぇ」■「ブタもおだてりゃ」■「ラスベガスの灰皿」■ 「ジャパニーズメンタルヘルスネットワーク誕生秘話」■「パールハーバー」■「パールハーバーその後」■「アイムソーリー法」■「お前は最低のセラピストだ!」■「半分だけの鎧」
カウンセラーへの長い旅――四十歳からのアメリカ留学 わかるカウンセリング
自己心理学をベースとした統合的カウンセリング向後氏は、アメリカのトランスパーソナル心理学の拠点の一つCIISのカウンセリングコースを修了され、最新心理学・臨床心理学をマスターされた方です。本書はその向後氏が、コフートの自己心理学、精神分析、トランスパーソナル心理学などについて、レベルは落とさず、しかも極限までわかりやすく説いた入門書です。カウンセリング初心者の方、最新臨床心理学を学びたい方におすすめの本です。 

明治大学文学部教授 諸富祥彦


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