マインドフルネスの世界・ブック1
瞑想はあなたが考えているものではない ― なぜマインドフルネスがこれほど重要なのか ―』

ジョン・カバットジン[著]、大野純一[訳]

定価(本体2,000円+税)

ISBN978-4-434-28038-2 C0011

復刻版シリーズ②中世篇 『人間の知恵の歴史 ― 宗教・哲学・科学の視点から ―』

「瞑想」に新たな光を投じた画期的な論考集

「マインドフルネスについての今までで最高の教師の一人」(ジャック・コーンフィールド)と称えられたジョン・カバットジンは、長年にわたり瞑想の利点を教えてきた。その結果、世界中の多くの人がマインドフル瞑想を日常生活の一部として実践するようになった。
が、瞑想とはそもそも何なのか? なぜ、やってみるだけの価値があるのか? さらに、すでにマインドフルネスを実践しているなら、それと併せて瞑想を続けていくだけの価値があるのだろうか?
本書は、そうした問いに懇切丁寧に応えている。

マインドフルネス・マスタークラスへようこそ!

本書は、元々は、2005年に出版されたComing to Our Senses: Healing Ourselves and the World through Mindfulness(我に返る─マインドフルネスによって我々自身ひいては世界を癒す〔邦訳なし〕)の一部(ブック 1)として発表され、内容が更新され、新たに著者の序文が加えられた結果、現在にとってよりふさわしい内容になった。そもそも、なぜ瞑想は「意気地なしには向かない」のか、なぜ「日々気づきに専心することが根本的な愛の行為となりうる」のか、なぜ「注意を払うことがとても重要」なのか、興味がおありなら、ぜひ本書をお読みになることをお薦めする。

本書のパート1では、瞑想とは何であり、何でないのか、そしてマインドフルネスの育成には何が含まれているのかを探求します。パート2では、私たちの苦しみと不- 安心(dis-ease)の根本原因を検証し、また判断を交えず、意図的に注意を払うことそれ自体がいかに解放に資するか、さらにマインドフルネスがどのように医学へと統合されてきたのか、いかにそれが心( マインド)とハートを深く回復させ、変容を促進させる新しい次元を開示してくれるか、検証していきます。
(「イントロダクション」より)

私たちの内面に広がっている、が、考える$Sによっては近づけない壮大な
非概念的世界≠ヨの旅(オデッセイ)への誘い

【本書の内容】

イントロダクション

◎パート1 瞑想はあなたが考えているものではない

瞑想は意気地なしには向かない / ヒポクラテス的誠実を目にあたりにする / 瞑想はいたるところにある / 原初の瞬間 / オテッセイと盲目の予言者 / 無執着 / 靴の由来−あるお話− / 瞑想−それはあなたが考えているものではない / 瞑想についての二通りの考え方 / なんで思い悩んだりするのか? やる気の重要性 / 目指すことと継続すること / プレゼンス / 根本的な愛の行為 / 気づきと自由 / 足場の系統、および用途と限界 / 倫理とカルマ / マインドフルネス

◎パート2 注意のパワーと世界の不- 安心

なぜ注意を払うことがこれほど重要なのか / 不- 安心 / ドゥッカ / ドゥッカ・マグネット / ダルマ / ストレス低減クリニックとMBSR / 注意欠如障害の国 / 二十四時間年中無休の接続 / 時間の通過感覚=@/ 部分的注意の連続 / 気づきには中心も周辺もない / 空( くう) 

◎ジョン・カバットジンとのマインドフルネス瞑想実践ガイド(告知)

■ 続編「ブック2」〜「ブック4」■

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